From:福村崇哲 東京のオフィスより、、、
「良い商品を作れば、自然と口コミで広がる」
もしあなたが、本気でそう思っているなら、、、 残念ながら、そのビジネスは苦戦するでしょう。
というか、間違いなく失敗します。
今朝、スタバでコーヒーを飲みながら(僕は毎朝のルーティンにしています)、 隣の席の若者たちの会話が耳に入ってきました。
彼らは、新しくできた隠れ家的なバーの話で盛り上がっていました。 「あそこ、看板が出てないから普通気づかないんだよね」 「知ってる俺たちだけが入れる、みたいな」
楽しそうにスマホで写真をシェアし合っています。
で、ふと思ったんです。
なぜ、人は情報をシェアするのか? なぜ、ある商品は爆発的に広まり、ある商品は誰にも知られずに消えていくのか?
多くの経営者はこう考えます。 「感動させればいい」 「満足度が高ければいい」
これは半分正解で、半分間違い。
実は、口コミが広がるのには「科学的な理由」があります。 感情論ではありません。ロジックです。
ペンシルバニア大学のジョー・バーガー教授が提唱する「STEPPS」という6つの原則をご存じでしょうか?
今日はその中から、最も強力な一つ、 **「ソーシャルカレンシー(Social Currency)」**についてお話しします。
直訳すると「社交通貨」。
人間というのは面白い生き物で、 「人からよく思われたい」という強烈な欲求を持っています。
・物知りだと思われたい ・流行に敏感だと思われたい ・面白い人だと思われたい
つまり、あなたの情報をシェアすることで、 「シェアした本人の株が上がる」 と感じた時だけ、人は口を開くのです。
先ほどのバーの話を思い出してください。
彼らは、バーの店長を応援したくて話していたわけではありません。 「看板のない店を知っている自分」=「情報通のクールな自分」 を演出するために、その店をダシに使ったのです。
「秘密なんだけど、、、」 「ここだけの話、、、」
こう切り出されると、つい誰かに言いたくなりますよね? その情報は、通貨(カレンシー)のような価値を持つからです。
では、あなたのビジネスにどう応用するか?
答えはシンプルです。 お客さんに**「自慢できるネタ(通貨)」**を渡してあげてください。
例えば、
- インサイダー情報を提供する:「一般には公開していない裏メニュー」を作る
- ステータスを与える:空港のラウンジのような、選ばれた人しか受けられない特別なランクシステムを作る
- 成果を可視化する:ダイエットのBefore/Afterのように、変化を一目でわかるようにする
ただ「良いサービス」を提供するだけでは不十分です。 それは「満足」で終わります。
「満足」は、シェアされません。 なぜなら、満足している状態は、心が落ち着いている(覚醒度が低い)状態だからです。
口コミを生みたいなら、 お客さんの「自尊心」をくすぐり、「誰かに言いたくてたまらない状態」を作ること。
あなたの持っている「通貨」は何ですか?
一度、考えてみてください。
福村崇哲
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