【新語】「コーヒー・バッジング」の衝撃

From:福村崇哲 スターバックスより、、、

先日、あるクライアントの社長と打ち合わせをしていたときのことです。

苦虫を噛み潰したような顔で、彼はこう言いました。

「福村さん、『コーヒー・バッジング』って知ってますか?」

聞き慣れない言葉だったので詳細を聞くと、 どうやらアメリカで流行っている言葉らしく、

会社から「出社しろ」と言われた従業員が、 オフィスの入館証(バッジ)をスキャンし、 無料のコーヒーを一杯飲んで、 同僚と少し雑談だけして、すぐに帰宅する。

つまり、 「出社したという既成事実」だけを作って さっさと帰る行動のことだそうです。

これを聞いて、あなたはどう思いますか?

「けしからん!給料泥棒だ!」

と、怒りが湧いてくるでしょうか。 もしそうなら、あなたは本質を見誤っています。

実は、彼らがすぐに帰るのは、 彼らが怠慢だからではありません。

「オフィスにいる意味」が、そこにないからです。

今日は、多くの経営者が陥っている 「出社義務化」の罠と、 本当に成果を生む「意味ある出社」の設計法についてお話しします。

多くの企業が、 「コミュニケーション不足の解消」や 「企業文化の醸成」を理由にRTO(オフィス回帰)を強制しています。

しかし、実態はどうでしょう。

満員電車に揺られて出社し、 自分のデスクに座り、 イヤホンをつけて、 一日中Zoom会議をして、 誰とも話さずに帰る。

、、、これなら、家でやったほうが生産性が高いに決まっています。

優秀な社員ほど、この「非合理」に敏感です。 だからこそ、顔だけ出して帰るという「無言の抵抗」をするのです。

これを放置すれば、 あなたの会社には「思考停止した従順な社員」だけが残り、 本当に稼いでくれる優秀な人材は去っていくでしょう。

そんな最悪の事態を防ぐために。 ただ「来い」と命令するのではなく、 以下の**「意味ある出社の3原則」**をルール化してください。

1.「ソロワーク」の禁止 オフィスを「作業場」にしてはいけません。 一人で完結する資料作成やメール返信は、自宅でやらせる。 オフィスは「他者と関わる業務(ブレスト、複雑な意思決定)」 のためだけの場所と定義してください。

2.「偶発性」の強制 意図的に「無駄話」ができる導線を作ること。 例えば、部署をまたいだランチ会を会社負担で行う、 特定の時間はPCを閉じてラウンジに集まることを義務付ける。 アイデアは、会議室ではなく雑談から生まれます。

3.トップの「背中」を見せる これが最も重要です。 あなた自身がオフィスに来て、 誰よりも熱量高くメンバーと議論しているか? 社長室に引きこもっていないか? リーダーの熱量が伝播しない出社に、価値などありません。

ビジネスは、仲良しこよしではありません。 しかし、人間は感情の生き物です。

「この場所に来れば、何かが起こる」 「このチームといれば、成長できる」

そう感じさせる空間を設計するのは、 経営者であるあなたの責任です。

回数や時間を管理するだけの くだらないマネジメントは、今すぐやめてください。

成果(数字)に直結する 「場」の設計にこそ、知恵を絞るべきです。

福村 崇哲

PS もしあなたの会社で、 未だに「タイムカードの打刻時間」で評価が決まっているなら、、、 それは「優秀な社員よ、辞めてくれ」と言っているのと同じです。

時代は変わりました。 私たちも変わらなければ、生き残れませんよ。

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